「kqtrain.net」ロゴ車両解説【新1000形】
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新1000形・デハ1001号
製造年 平成14年〜
製造両数 208両
編成 MTTMMTTM(8両編成)、MTMMMMTM(8両編成)、MMTMMTMM(8両編成)、MTTM(4両編成)、MMTM(4両編成)、MMMM(4両編成)
製造会社 東急車輛製造・川崎重工業
定員 先頭車122人・中間車130人(1次〜5次車)、先頭車119人・中間車130人(6次車以降)
性能 均衡速度:130km/h以上 加速度:3.5km/h/s 減速度:4.0km/h/s(常用)
解説  現1000形に替わる次世代の通勤用車両として2002(平成14)年にデビューした。
 車体は1〜5次車についてはアルミニウム合金製で、外観は2100形と同じく側面の窓周りを広幅に白く塗る塗り分けを踏襲、6次車以降は京急では初のステンレス製となり、車体は無塗装であるが、窓周りを除き600形以来の赤地にクリーム色太帯でなく、1500形以前の赤地に白細帯をベースとしたラッピング(カラーフィルムを貼付)が施された。
 VVVFインバータ制御装置は、1・2次車では2100形と同じくGTOサイリスタ素子によるドイツ・SIEMENS社製を採用、3〜5次車では同じシーメンス社製であるが、使用素子はIGBTに変更され、純電気ブレーキも搭載、6次車以降のVVVFインバータ装置は、1500形インバータ改造車で採用されている日本製のインバータ装置を採用、8連・東急車輛製は三菱電機製、4連・川崎重工業製は東洋電機製造製で、純電気ブレーキに対応している。
 2002(平成14)年度製の1次車の側面窓は一段下降式の分割窓で登場したが、2003(平成15)年度製の2次車からは側面窓が黒い大型窓となり、種別・行先表示器にローマ字を併記の上、行先表示器の字幕下地の色を白とした。
 2005(平成17)年度製の4次車からは種別表示器がフルカラーLED式、行先表示器が白色LED式、運行番号表示器がオレンジ色LED式となった。前面行先表示器はローマ字表記を省略、側面行先表示器はローマ字併記とされたが、側面については行先とローマ字と交互に表示されるよう変更された。6次車以降は側窓・側扉ガラスをすべて単板ガラスに変更、側扉間の窓は中央に桟のある2枚分割式にし、2枚窓のうち片側は一段下降式となった。
 車内は、1〜5次車については扉間は脚台をなくした片持ち式ロングシート、車端部が補助いす付きのクロスシート、6次車以降は車端部の4人掛けクロスシートは5人掛けロングシートに変更された。また6次車以降は運転台と運転士用の座席を150mm高くし、運転室の奥行きを200mm拡大した高運転台構造で、運転台背後の座席を廃止、運転室背後に非常用の折りたたみ式はしごを格納したので、仕切り部分の窓が小型化された。
 2010(平成22)年度製車両よりドア上部へ液晶モニタ(LCD・17インチワイド形)方式の車内案内表示器(映像情報配信装置・トレインビジョン・VIS)を設置、さらにドア上部点検フタ下部にドア開閉表示灯(ドア開閉時に赤く点滅)やドア全開時に開扉チャイムを追加、運転台では乗務員支援や誤通過防止機能を有する車上情報管理装置を搭載し、運転台計器盤右端にモニター画面を設置した。
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