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製造年 |
平成6年〜平成8年 |
製造両数 |
88両 |
編成 |
MMTTMMMM(601〜607)、MTTMMTTM(608)、MTTM(651〜656) |
製造会社 |
東急車輌・川崎重工 |
定員 |
118人(先頭車),128人(中間車) |
性能 |
最高速度:130km/h
加速度:3.5km/h/s(601〜607)、3.3km/h/s(608、651〜656) |
解説 |
1000形の後継として製造された都営地下鉄浅草線直通用の車両で、次世代通勤車両としては画期的なオールクロスシート車として登場した。
1994(平成6)年から登場した601〜607は基本性能は1500形VVVF車と同等6M2Tの編成で登場し、内装にはラッシュ時に一部の座席を格納可能とする可変座席の「ツイングルシート」が採用され、デビュー当初にはこれにちなんで「ツイングル600」の愛称も名づけられた。
画期的な可変座席「ツイングルシート」を備えたオールクロスシート車両であったが、ラッシュ対策としての効果があまり発揮されないことや機構が複雑でメンテナンスに手間がかかること、座席としての快適性も劣ることから、1996(平成8)年に登場した8両編成の608、4両編成の651〜656からは固定式のクロスシートとなったほか、MT比率の変更と主電動機出力アップ、シングルアームパンタの採用など多岐に渡る仕様変更が行われることとなった。
1998(平成10)年11月改正から羽田空港駅〜成田空港駅間を結ぶ「エアポート快特」へ使用され、京成本線・京成上野駅や都営浅草線・西馬込駅にも乗り入れることとなった。
オールクロスシート車として長きに渡り活躍してきたが、ラッシュ時の混雑対応が難しいことや、後継の新1000形の登場に伴い、2005(平成17)年から車両更新工事が始まり、ドア上部にLED方式の車内案内表示装置の設置、車端部と運転室後部のクロスシートと車端部の補助椅子はそのままとし、扉間座席をロングシートとした座席のロングシート化が実施された。
このうち、606編成はロングシート化改造とともに車体を青く塗装し、「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」として運転されている。
車両更新工事については、8両編成の車両に対してドア上部に設置されていた車内案内表示装置が、LED方式から液晶ディスプレイ方式に変更されているほか、先頭車正面窓下アイボリー塗装のワイパーカバーに形式名「600」とスリット状の打ち抜き文字で表記されるようになった。 |