東京都が都営地下鉄浅草線の車両体質改善の為、1976(昭和51)年に5000形の6次車として6両編成2本の12両が導入された。5000形1次車〜5次車までの鋼製とは違いセミステンレスの車体とし、将来の冷房装置の取付に備えて冷房装置搭載スペースを屋根中央部に確保した冷房準備車として製造された。置き換えを目的とした量産が予定されていたが、東京都の財政悪化のため実現せず、冷房装置の取り付けも行われなかった。5000形1次車〜5次車の5300形への置き換えに伴い冷房装置を設置、その後5300形の増備と編成両数の統一化に伴い6両編成2本を8両編成1本に編成替えし、余剰となった4両は廃車され、同時に取り扱い上の形式名が「5000形」から「5200形」に変更された。5300形への置き換え完了後も予備車として残っていたが、運用本数削減に伴い2006(平成18)年11月をもって廃車となった。
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