「kqtrain.net」ロゴ車両解説【700形】
(最終更新日
700形・デハ729号
製造年 昭和42年〜昭和46年
製造両数 84両
編成 MTTM
製造会社 東急車輌・川崎重工(川崎車輌)
定員 140人
性能 最高速度:120km/h 加速度:2.7km/h/s 減速度:4.0km/h/s(常用)
解説  普通列車のラッシュ時間帯における乗降時間短縮を追求した4扉車両として1967(昭和42)年に登場。導入当初は2M1Tの3両編成で混雑時6両、閑散時3両として運用する予定だったが、普通の4連運用に伴い2M2Tの4連として投入された。
 正面は1000形に似たデザインで、貫通路を備えているものの、都営地下鉄浅草線への乗り入れは出来ない。登場当初は4連による普通列車の運用が主であったが、ラッシュ時の普通列車6連化に伴い、本来の3連となり混雑時6連、閑散時3連として運用された。その後は元の4連に戻されて普通運用につく他、ラッシュ時の特急や通勤快特の増結車両として1000形と組むなど4扉のメリットを生かした運用が行われた。
 登場当初は冷房装置は未装備だったが、開放できる窓が少ないために車内の熱が外部へ逃げにくいことや、朝ラッシュ時の増結運用の際に冷房つきの1000形との格差が生じたため、1980(昭和55)年からの車輌更新工事に伴って装備された。
 乗降時間短縮に貢献した車両ではあったが、中間車が付随車のために加速性能が他の車両よりも低いこともあり、スピードアップした本線の運用から外れ、大師線へと活躍の場を移した。1998(平成10)年から廃車が始まり、2005(平成17)年11月28日をもって全車両が引退した。一部の車両は高松琴平電鉄に譲渡されて第二の人生を歩んでいる。
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