2008年09月25日(木)
JR九州、肥薩線SL復活運転概要決定 [ニュース(JR)]
JR九州では、機関車の台枠部分に異常が見つかったため、2005年8月に引退したSL「SLあそBOY」58654号蒸気機関車の復活運転するために小倉工場で同機の修復を行なっています。
今回、復活が決まり、復活後の運転概要を発表しました。概要は以下の通りです。
- 愛称名:〈SL人吉〉
- 運行開始日:2009(平成21)年4月25日(土)
- 運転日:3月から11月までの土曜・休日、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み ※年間120〜150日程度運転
- 運行区間:鹿児島本線・肥薩線 熊本〜人吉間(1日1往復)
- 車輌(編成):58654号機+客車3輌 定員132名(全車指定席)
- きっぷ:乗車の際は、利用区間の乗車券のほかに座席指定券(大人1名800円・こども半額)が必要
- 運行時刻(予定)
- 【下り】 熊本 9:40頃発→人吉12:10頃着
- 【上り】 人吉14:40頃発→熊本17:20頃着
- ※停車駅や運行ダイヤなどは、詳細が決定次第改めて発表予定。
機関車や客車のデザインは九州新幹線「つばめ」をデザインした水戸岡鋭治氏が担当、客車は焦げ茶色と黒を基調にした落ち着いた外観とし、車両内部は旧来のSLの特徴を踏襲し、木材を多用するとともに対面式の座席を設置するhか、これまでのSLにないブッフェや景色を楽しむためのラウンジなども導入されるとのことです。
詳細につきましては上記ニュースリリースをご覧ください。
蒸気機関車の台枠というのは建物で言うと大黒柱に当たる部分であり、台枠に異常が見つかったとなると大規模な修理を行う以外方法がありません。
大規模な修理が不可能となった場合、新たな台枠を作るより他ありませんが、設計図や蒸気機関車に関するの製造のノウハウがほとんどなくなっており、復活は難しいと考えられていました。
今回、台枠の新製を行うことが出来たことから、復活となりました。
復活したら一度は乗車しに行きたいですね。
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阪和線の沿線から:JR九州、肥薩線でのSL運転概要を発表 - livedoor Blog(ブログ)
JR九州が「復活SL」 来年4月から熊本―人吉間で|NIKKEI NET(日経ネット):地域経済ニュース
愛称は「SL人吉」 来年4月25日に出発進行 熊本─人吉間、JR九州発表 SL復活 肥薩線は36年ぶり / 西日本新聞
JR九州(福岡市)は24日、肥薩線100周年に合わせ、鹿児島本線・肥薩線の熊本‐人吉で走行予定の蒸気機関車(SL)の愛称を「SL人吉」とし、来年4月25日に運行を始めると発表した。肥薩線では、1973年以来、36年ぶりに本格的にSLが復活する。
車両は22(大正11)年に製作され、73年まで肥薩線を走り、88‐2005年には豊肥線の熊本‐宮地で「SLあそBOY」として活躍したSL(8620形)を活用する。投資額は車両の整備・改修費など計約4億6000万円。
客車は3両編成で定員132人。外装は濃い茶色を基調とし、側面には金色のラインが1本入っている。室内の木材にはナラやローズウッドを使用する。中央の客車にはビュッフェ(食堂)を備える。最後尾はガラス張りで路線の景色が楽しめる。
運行は3‐11月の土日祝日、大型連休、夏休みなど年間120‐150日程度で、1日1往復。停車駅は未定。年間利用者数は2万1600人を見込む。全席指定で、片道の料金は大人2570円。きっぷは運行1カ月前に発売する。
Posted by kqtrain at 22時11分 トラックバック ( 0 ) ツイート
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